蓄積された知識とノウハウで理想の浄水場を描き続ける
蓄積された知識とノウハウで理想の浄水場を描き続ける
INTERVIEW
2010年入社 / 新卒
機械系学科出身
機械や設備全般に携わるプラント設計部門を経て、現在は計画設計部門に所属しています。浄水場全体の能力計算や建物の仕様設計など、広い視野で「理想の浄水場」を追求しています。
「マンホールはなぜ丸い?」面接で聞かれた一言
水道機工を志望した理由は?
大学では機械工学科で、機械工学や流体力学などを学びました。ものづくりの仕事に関わりたいという想いがあり、プラント系の企業を探している中で水道機工に出会いました。それまで水処理業界は考えていなかったのですが、浄水場もプラントであること、大学で学んだ知識も活かせることから、会社説明会に行ったのが始まりです。
入社の決め手は?
最終面接のときに強烈に覚えているのが「マンホールはなぜ丸いかたちだと思う?」という質問でした。正直マンホールの知識なんてまったくなくて、その場でパッと考えて答えました。実際にそれが正解だったのかはわかりませんが、最終面接でそんな質問が来るのかと。とても驚いたんですよね。すごくインパクトが強くて「こんなにおもしろい質問をしてくる会社なら、入社してからもおもしろそうだな」と思いました。 また、通常は人事担当者としか話せない就職活動で、実際に一緒に働くことになる現役社員と話す機会があったのは、水道機工だけでした。日常業務の雰囲気、一日の流れなど、生の声を聞くことで、そこで働く自分の姿が想像できました。
「理想の浄水場」をゼロから描く楽しさ
現在どんなお仕事をしていますか?
私が所属する計画設計部門では、新規や更新で浄水場を作りたいお客様向けに、計画と設計の提案をしています。設計といってもさまざまなレベルがあるのですが、電気や機械部分の細かな設計ではなく、浄水場全体の能力を考慮して「どの設備で、どのような工程で飲み水になるか」という一連の流れを示したフローシートを作成しています。お客様のご要望をしっかり受け止めて、技術的にマッチする提案をしていきます。
あなたが没頭する瞬間は?
浄水場一式を新設したいという案件があるのですが、浄水場の大きさやかたちから決めることになります。浄水のプロセスを考えるのはもちろん、管廊の幅はこのぐらい、階段の高さはこのぐらい、ここを配管が通ったら歩く人の邪魔になるかも…など、自由に描いているときが楽しいですね。正解がないものを、知識と経験とセンスを活かして「理想の浄水場」をゼロから生み出すような感覚です。
社歴100年の圧倒的なノウハウと知識がある
水道機工はどんな会社ですか?
私はよく水道機工のことを「老舗の中小企業」と紹介します。水道機工は社歴が100年近い歴史ある会社で、1000人未満の社員規模でありながら、全国浄水シェアの約57%を有しています。それを可能にしているのが、圧倒的なノウハウと蓄積された知識。そこから導き出された現在の水道機工の設計スタンスに間違いはないと思っています。長年さまざまな場所に装置を入れてきて、ずっと積み重ねてきた経験値があるからこそ、お客様に対しても良い提案ができると考えています。
仕事で大切にしていることは?
コミュニケーションが大切ですね。というのも、実は私が3年目の頃、あまり周囲に相談をせず一人で黙々と仕事をしていた時期があったんです。そのときに大失敗をしてしまったのですが、一人の先輩が私の面倒をみると手を挙げてくれました。そういう経験があったので、疑問があれば臆さず周りに声かけできるようになりました。私自身も質問を受けるときは、手を止めて2時間ぐらい話してしまうこともあります。質問されるとうれしいですし、なんでも話したくなってしまうものなので、お互い楽しく学び合う機会になりますね。
応募者のみなさんへ
入社してからが学びの本番!
専攻に関わらずチャレンジしてほしい
学生時代の知識が役に立つケースもありますが、正直言って微々たるもの。実務は入社してからしか学べないことばかりです。「水処理のことはわからないから」「機械の知識がないから」なんて決めつけて諦めるのはもったいない。私も10年以上この会社にいて、今でも楽しい気持ちで仕事しています。入社してから新たなおもしろみを発見できると信じて、ぜひチャレンジしてほしいです。